- 1.Transportation and storage conditions are shown as T/S code (two alphabets and a number) of each product. The meaning of T/S code is as follows.
Initial alphabet: Storage condition after product arrival (A: 10~35 ˚C, B: 2 to 8˚C、C: below -15 ˚C)
Second alphabet: Transportation condition (A: 10~35 ˚C, B: 2 to 8˚C、C: below -15 ˚C)
Last number: Number of products packable in a minimal size parcel. - 2. For customers of outside Japan: This site is designed to charge transportation cost to each single order. So, if you would like order multiple number of products (including multiple order of the same products) and wish to minimize transportation cost, we recommend to order them from our other site, https://beacle.com/products_en/ by clicking “contact” form.
- 3. If you wish to purchase products that may exceeds more than 20kg dimensional weight, please contact us from our original site (https://beacle.com/contact_en/).
- 1. 注文頂いた製品の輸送は各製品に記載した輸送/保存コード(2つのアルファベットと数値)に基づいて行います。各アルファベットと数値の意味は以下の通りです。 最初のアルファベット:到着後の保存温度(A:常温保存、B:冷蔵保存、C:冷凍保存) 2番目のアルファベット:輸送時の温度(A:常温輸送、B:冷蔵輸送、C:冷凍輸送) 3番目の数値:一つのパッケージで輸送可能な製品数(輸送費はこの範囲の数であれば同じです)
- 2. 国外からの注文の場合:本サイトからの注文ではシステム上1つの製品毎に輸送料が必要となります。複数個(同一製品の複数個の注文含む)を購入する場合で、送料を抑えたい時は、https://beacle.com/products_jp/の“contact” form から注文されることをお勧めします。
- 3. 20kg以上の製品を海外に送る場合の送料に場合には、当社オリジナルサイトの問合せフォーム(https://beacle.com/contact_jp/)からお問合せ下さい。
説明
はじめに
HBs抗原はB型肝炎ウイルス表面抗原です。HBs抗原はB型肝炎ウイルスに感染した患者さんの血液中に見られ、B型肝炎に感染しているか否かの重要な判定の基準として用いられます。HBs抗原は脂質膜上に多くの抗原タンパク質を提示した粒子形(径約50~60nm)を取っています。提示されている抗原タンパク質は本来は3つのドメイン(S、Pre-S1、Pre-S2)から構成されるタンパク質です。3つのドメイン全てを保有している抗原はL型抗原で、Pre-S1を欠くものがM型抗原、Pre-S1とPre-S2両者を欠くものが、S型抗原です。B型肝炎ウイルスが肝細胞を認識する際にはPre-S1ドメインが重要な役割を果たしており、その後、B型肝炎ウイルスが肝細胞に感染する過程ではPre-S2が重要な役割を果たしています。感染した患者さんの肝細胞では絶えずHBs抗原が産生されますが、その際、殆どの場合はPre-S1とPre-S2両者を欠くS型抗原(狭義のHBsAgはこれに相当します)が産生され、血液中を流れていると言われています。当社はこの領域で10年以上の歴史を誇っており、研究用のHBs抗原として、遺伝子組換え酵母を用いて、種々のHBs抗原の製造を行っております。
抗原に関するご質問等はお問合せ下さい。
抗原の特長
当社で扱っている抗原は全て遺伝子組換の酵母又は大腸菌で生産されています。酵母で生産した抗原は粒子形を持つ抗原で、大腸菌で生産した抗原はペプチド抗原です。いずれの抗原もロット間の品質が殆ど変わらない安定した抗原です。また、感染の恐れがないことから安全に利用できます。
これらの抗原を利用して製造したもポリクローナル、モノクローナル各種の抗体を取り揃えております。これらの抗体はすべてウェスタンやELISAで利用可能です。
抗原の種類
当社で扱っている抗原の種類は次の通りです。
1. HBsAg L-protein
HBsAgの全領域(S、Pre-S1、Pre-S2)を持つ酵母で生産した粒子型の抗原で、L抗原とも呼ばれます。今回、主要な遺伝子型A、B、C、DのLタンパク質(抗原)を全部揃えました。従来品HBsAg L-proteinは遺伝子型CのLタンパク質であるため、製品名と製品番号変えました(下表参照)。いずれの抗原も、B型肝炎ウイルスが保有する表面抗原と同じく感染に重要と言われる各遺伝子型のPre-S1とPre-S2を提示していますので、B型肝炎ウイルスの感染メカニズムの研究にも最適です。 詳しくはHBsAg-L データシートをご覧下さい。なお、遺伝子型C以外のL抗原の提供には同意書を頂く場合があります。
2. HBsAg L-protein ST
HBsAg L-proteinと同じく全領域(S、Pre-S1、Pre-S2)を持つ酵母で生産した粒子抗原です。遺伝子型はCです。但し、S領域は天然のエスケープ変異体で見られる変異が入っているため通常の抗HBsAg抗体では認識されません。他の領域には変異は入っていません。エスケープ変異体をミミックする抗原、又は、HBsAgのPre-S1とPre-S2に対する特異抗原等として利用可能です。詳しくはHBsAg-L ST型データシートをご覧下さい。
3. HBsAg XT
S抗原活性の非常に高い酵母で生産したHBsAgです。HBsAgとして良く用いられるB型肝炎感染者由来の典型的血清と比較すると凡そ3~5倍の高いS抗原活性を示します。本抗原はHBsAg定量時の標準抗原、抗体検出ELISA用の検出抗原、その他の用途に利用できます。詳しくはHBsAg-XT データシートをご覧下さい。 (注:以前販売しておりました商品番号BCL-AG-02の販売は終了いたしました。現在販売中の製品であるBCL-AGXシリーズは従来品と同じで包装量を変えたものです。)
4. HBcAg
HBVのコア(C)タンパク質を大腸菌で発現させ製造した粒子状の抗原です。Cタンパク質は、集合すると相互に結合し粒子を形成し、カプシド構造をとります。本製品は、遺伝子型Cのコアタンパク質を発現させて製造したものです。詳しくはHBcAg データシートをご覧ください。
5.その他の抗原
その他のHBV関連抗原、上記抗原の標識物などの製造もご依頼に応じて製造可能です。お問合せ下さい。